たいていのWebページには「Top」とか「Home」というリンクが用意されています。とにかくそのサイトの一番最初のページへ一気に戻るという機能を持つものです。機能としては大変重要で、サイトを作るなら必ず全ページに入れなくちゃいけません。
しかし、いざ自分がそのリンクを作るとなったら、どの表記を選ぶでしょうか?
「Top」ボタンか
「Home」ボタンか。
「どっちだっていいじゃん。」という方、確かにあなたは正しい。というのも、現実的には、ユーザーのほとんどはこの2つを同義語として理解してくれています。どっちの表記で作ったとしても、ユーザーはその使い方を間違えることはあまりないでしょう。
しかーし、やはり制作の専門家であるならば、知識として正しい意味を把握し、使ったほうがかっこいいんじゃないでしょうか。('かっこいい'というのは大変重要なことです。「こんなことわかってやってるなんて、オレってカッコいい」と思えれば、タグを打つ励みにもなろうってものです。)
厳密に言えば、「Top」という表記は少々曖昧さがあります。ポータルサイトのように膨大な情報をたくさんのカテゴリーに分けてあるとき、「Top」というのは、その
カテゴリーのトップを指す場合があるからです。
またちょっと意味は違いますが、長いページなどの場合、スクロールした下のほうに「トップへ」などと書いてあるものも見かけます。
それに対して、「Home」というのはどこから来た表記かというと、「ホームページ」からきた表記です。そして「ホームページ」という言葉は、「そのサイトを巡る出発点となるページ」
(解説参照)を意味します。
となるともうおわかりですね。正しい意味での「ホームページ」への正しいリンクの表記は「Home」である、となるわけです。
まあこんなごちゃごちゃした理屈をこねなくても、「Home」と書いて誤解する可能性は「Top」に比べれば低いでしょう。
でも「Top」という言葉にもちゃんと働き場所はあります。さきほどの
「このページのトップへ」などとう表記には矛盾はありませんし、「Home」ボタンの他に
「このカテゴリーのトップへ」といったリンクは、より親切なナビゲーションになるはずです。
こんなところに気を使ってもクライアントもユーザーも、ちっとも気付いてくれないかもしれません。でも、
「何にも気づかないナビゲーション」というのは、
「最高にデキのいい」ナビゲーションなんですよ。